「だるまや餅菓子店 」(だるまやもちがしてん)
北区 十条銀座商店街で昭和22年から続く甘味処です。
看板メニューはかき氷
食べログ百名店の有名店です。
予備知識ほとんどなく入店したのですが、美味しかったし楽しかったです😊
店頭には出来立ての和菓子やお稲荷さんが並んでいます。
下町の和菓子屋さんと言った風情ですね。おにぎりが美味しそう。
「アド街ック天国」や「孤独のグルメ」など、メディアで取り上げられることも多いようなのですが、めったに行けない場所なのでスルーしていました。
後で調べたら五郎さんが食べていたのは「栗のかき氷」でしたね。
特にメニューを渡されなかったので、ボードを見て注文。
かき氷は抹茶のグレードで随分と種類がありますね。
「別格宇治金時」3200円が食べてみたいところですが、普通の「ミルク宇治」のかき氷と「田舎しるこ」をたのみました。
「ミルク宇治」のかき氷¥1200
最近はエスプーマを使ったムース状のシロップの掛かったかき氷が多いですが、こちらは昔ながらの佇まい。
これがかなり不思議な感覚。
氷がふんわりサクサクとして口溶けもいいのですが、最後までなかなか溶けずにサクサクのままでした。
天然氷の特徴らしいのですが、ここまで顕著に感じられたのは初めてです。
天然氷の蔵元は山梨県の「蔵元 八義」さん
厳冬に自然の寒さだけで、南アルプスの湧水を1日1センチずつじっくりと時間をかけて作られた氷だそうです。
抹茶のシロップはシロップとは言えない、サラッとしていて美味しさギリギリの甘さです。
繊細なお茶の香りに時々ミルクのバランスが良くて、美味しいだけではなく後味もスッキリ。
冷たいけど冷たすぎない。
「田舎しるこ」¥700
小豆もお餅の焼き具合もいい感じ。 しその実こぶの佃煮が美味しい。
食べ終わったころに、つくりたてのお団子が湯気を立てながら厨房から店頭に運ばれていきました。
見逃せないですね。
店主の話を肴にちょこちょこといただきました。
草餅のいちご大福。いちごはあまおうです。
草餅もあんこもしっかりおいしい✨
草餅のいちご大福は初めてです。
最後はコーヒー
あんこが付くのが面白い🤭
平日のお昼時、特に行列もなくすんなり入れました。
伺ったのは3月で、暑くなってくるともっと混雑してくるのでしょう。
入店した時は先客がひとり。
店主がその方に食材の話、健康の話、美味しいお店の話など小一時間にわたりお話しされていました。
人様の話に聞き耳を立てるなんてはしたないと眉を顰める方もいるとは思いますが、たとえ耳を塞いだとしても聞こえる状況でしたのでお許しください。
興味あるお話が多かったです。
最初は、聞き上手な女性相手のため、若旦那(43歳←三回聞いた)がついつい饒舌になってしまったのかなと思いましたが、そうではなくこれが通常モードのようです😊
若旦那は京都に昨年「京都宇治金時や 」という甘味処をオープンさせたとか。
調べると既に食べログ3.85になっているではありませんか👀
とにかく食へのこだわりが強いようで、それが美味しいかき氷に活かされているのですね。
私は二人連れで、自由な傍聴者の立場だったのですが、一人で訪問される場合は覚悟が必要となるかも知れません😄
トイレをお借りしようとしたら、店内ではなく商店街の共用トイレを使って下さいとの事でした。
会計の時それを理由に50円割引してくれました。