茅場町駅 徒歩3分
「梅花亭 本店」
どら焼き発祥の店と言われる和菓子店
霊岸島交差点すぐそばで、山盛りサラダとパンが美味しい「ジェットベーカー」さんのお隣です。
一見小さな町の和菓子屋さんのようですが、1850年(嘉永3年)創業というかなりの老舗。
浅草橋(柳橋)の梅花亭さんは明治時代に弟さんが創業し、
神楽坂の梅花亭さんは柳橋の梅花亭さんからの暖簾分けのようです。
創業者は生来の新しもの好きの上に無類の甘いもの好きで、西洋人が現代のパン釜のようなものを使い焼き菓子を作っているという長崎帰りの蘭学者の話をヒントに、大変苦労して釜で焼いた焼き菓子を作りました。
それがこの『亜墨利加饅頭』(アメリカまんじゅう)です。¥180
なんで阿蘭陀饅頭(オランダまんじゅう)じゃないのかなと思ったら、ペリー来航のすぐあとに売り出されたからでした。黒船来航の大騒ぎに乗ずるとは、なかなかですねー。
白あんを薄皮で包み焼き、クルミがのっています。現在の栗饅頭の原型とも言われているそうです。
二代目は「銅鑼」の形を模して『銅鑼焼(ドラヤキ)』を創出したそうです。
こちらがその「どら焼き」¥240
現在の「どら焼き」は二枚の皮で餡を挟むものが一般的ですが、こちらのどら焼きは一枚の生地に餡を挟み込んで焼くそうです。
薄いです😄
皮はちょっとネットリと「阿闍梨餅」みたいな?違うかな。香ばしい皮に小豆の皮を感じる餡で、普通のどら焼きとは違った美味しさです。
他にも、昭和9年考案のぷっくり丸い「梅もなか」¥180
昭和二十六年、6代目考案
洋菓子の技術を活かした革新的銘菓
「佛蘭西饅頭」(フランスまんじゅう)¥180
メレンゲを使ったり、トッピングにオレンジピールとドライチェリーを使ったりと、当時としてはかなりハイカラな和菓子だったのでは。
時の外務大臣大隈重信公に、菓子の欧風化に抗して和菓子も進歩せよと命ぜられ創作したという
「みかさやま」¥270
うぐいす餡です。
サラッとした餡が風味よく美味しいですよ。
「梅花亭」は、次々と時代に合ったヒット作を創作し、200年近く暖簾を守り続けてきた歴史あるお店でした。
今も歴史を感じさせるこれらのお菓子をいただけることはありがたい。
ひとつひとつのお菓子を、職人さんがすべて手作りで仕上げていく事にこだわっているとか。
ここら辺は、今は新川という地名ですが、昔は霊岸島という地名でした。
「霊岸島と言えば梅花亭」と言われていたそうです。
梅花亭さんは今は消えかけている「霊岸島」という地名も大切に思っているような気がします。
そのうち「霊岸島焼き」なんて新作が登場するかもしれません😊
本店のほかに小伝馬店、門前仲町の深川店の2店舗があります。
深川不動尊の仲見世にある深川店では、どら焼きが名物となり良く売れているそうです。
通販はHPから。
添加物などは使用していないため、賞味期限は製造日から4日だそうです。
違った進化を見せる「梅花亭 神楽坂本店」↓
追記:深川店新店舗素敵でした✨
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