「ハト屋 パン店」(はとや)
京成曳舟駅の「キラキラ橘商店街」にあるコッペパン専門店です。
レトロな看板がとてもキュートなパン屋さん。
「ポチもほしがるハト屋のパン」がキャッチフレーズです💕
老後資金で買い取り復活
1912年(大正元年)に創業
商店街で長く愛されてきたパン屋さんです。
2017年に二代目店主が突然亡くなり、跡を継ぐ人もなく雨風にさらされ、日に日に傷んでいくお店。
2019年に売りに出され、解体の危機を知った近所に住む会社員の女性、紙田和代さんが、これは自分が買い取るしかない!と決意されたとか。
紙田さんは「立て替えるのは簡単だが、地域らしさや文化、歴史を残すことも大切」と話されます。
建物の買収と店舗の改装や耐震補強にかかった1650万円は老後資金を充てたそうです。
紙田さんは大学院で都市政策を研究し、都市計画や密集市街地の整備を専門とする会社にお勤めで、パン作りは得意な友人に教わったりと独学だとか。
「腕がない分いい素材を使っています」と書いてありますが、いただいたコッペパンはとても美味しかったです。
開店当初は、パンの仕込みのため午前四時には起床。出勤前の午前六時半から八時半まで店に立つ生活でしたが、今はスタッフの方も見つかり営業時間も伸びました。
店内の様子
カウンター5席のみ
綺麗にリノベされていますが、どこか懐かしい雰囲気も残っていますね。
テレビの取材でしょうか、よく見ると志村けんさんが写っています。
入口付近に置かれているのは、大正時代から使われていたオーブンだそうです。
二代目店主が亡くなるまで、現役で毎日コッペパンを焼き続けていたというのも驚きです。
かなりの大きさですが一度に焼けるパンの量は少ないそうです。
店主が亡くなって、使い方を知る人もいないないそうで、今はオブジェとなっています。
トートバッグ
看板と同じレトロなイラストのトートバックが売っていました
マチありとマチなし ¥300
これはマチなし
モーニングサービスは6:30~8:30まで
ご近所の方が通勤前に利用できる感じかな。
飲み物付きで¥350はありがたい。
商店街のお店とのコラボメニューも