高知県北川村
『モネの庭 マルモッタン』
「モネの庭 マルモッタン」は
クロード・モネの愛した庭として有名なフランス、ジヴェルニーにある『モネの庭』を再現した庭園。
ジヴェルニーはセーヌ川の右岸に位置し、モネがその晩年に居を構え、連作「睡蓮」を制作した場所です。
蓮の花は午後になると閉じてしまうと聞いて、開園の午前9時から入園しました。
入場料は一般大人1000円
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庭内は「花の庭」「水の庭」「ボルディゲラの庭」に大きく分かれています。
「水の庭」
かなり大きな蓮池
自然に生い茂るようにつくられた草木と池が圧巻です
熱帯性の青い睡蓮は、フランスでは育てることが難しく、モネは温室を建ててまで栽培にチャレンジしましたが、とうとう最後まで開花させることができなかったそうです。
所々にモネの絵画のレプリカが置かれ、景観と対比て楽しむことができます。
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「ボルディゲラの庭」
モネが43歳の時にルノワールと旅した地中海のボルディゲラを再現しています。
モネが『ここは桃源郷』と称して沢山の作品を残したボルディゲラ。光に溢れています。
「リヴィエラの小屋カフェ」で一休みしました。
モネの描いたボルディゲラのレプリカが何点か飾られています。
まさにこの雰囲気をよく再現されていて驚きます。
メニューですが、意外と色々あって迷いますねー😊
地中海リゾート気分です✨
こちらは、何も注文しなくてもちょっと休憩で利用できるそうですよ。
遊歩道を散策して「海の見える丘」に行くこともできたのですが、あまりの暑さに身の危険を感じて断念しました☀
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カフェ「モネの家」でランチ
暑くなければ「花の庭」が見下ろせるベランダ席がいいですね。
こちらがその時のメニューです
♦「エビコロッケとハム巻きチコリー」
先ずはスープ
この食器、ギャラリーショップで展示されていた食器です。
モネがリモージュで焼かせた食器
そんなところまできっちりと再現されていて感激😊
優しい味のトマトスープに大きな柔らか肉団子
美味しい✨
チコリーの歯ごたえと微かな苦みにハムの塩味、そしてホワイトソースのまろやかさ✨大変好み✨
野菜も新鮮で、あっさりとコッテリのバランスが良くて美味しかった💕
~なぜベルギー料理なのかというと~
中芸国際交流団体「国際グルメスタンプラリー」参加メニューなのだそうです。(2024/9/1~11/15)
中芸(ちゅうげい)とは
高知県安芸郡の安田町、田野町、奈半利町、北川村、馬路村の5町村のことで、安芸郡の中部の意味です。
かつては森林鉄道が敷かれ、高知で一番の繁栄を誇っていたとか。今は日本一のゆずの産地として、日本遺産に指定されています。
♦「四万十鶏とフルーツトマトのシザーサラダランチ」
季節のスープと紅茶が付きます。
「花の庭」
お昼をまわって凄い暑さで、もう「花の庭」は諦めて帰ろうかとも思ったのですが、諦めなくて良かったです。
雑多に生い茂る草花のそれぞれに懐かしく癒やされる素敵な庭。
この状態を維持していく庭師さん達は凄いですね。
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『モネの庭マルモッタン』は想像を超えた完成度の高い庭でした。
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なぜ、この場所に『モネの庭』なのか
元は特産品の柚を使ったワイナリーを誘致する予定だったそうです。それがバブルの崩壊で進出企業からまさかの白紙撤回に。
その後、開発中の土地を活用し事業の再構築をはかる中で浮かび上がったフラワーガーデン構想。
北川村の「豊かな自然と光」を生かすガーデンとは・・・
模索の中で出会ったのが「モネの庭」です。
門前払いも覚悟での前例のないフランス渡航を決行。
拒否されても諦めずに熱意を持って協力を仰ぎ、最後にはジヴェルニーの庭園を管理するモネ財団から「モネ」を冠することを公式に認められ、2000年4月に開園となりました。
これはもうプロジェクトX案件ですね。
旅行スケジュールはほとんど夫任せなのですが、私が『モネの庭』に行きたいと言い出したためかなり苦労したそうです。
それで、なんちゃってモネの庭だったらどうしよう・・・と思っていたのですが、杞憂に終わりました😊
高知は遠いですからね。
悲しいけど残りの人生でまた訪問することは多分ないんじゃないかな。
でも、今度は違う季節の『モネの庭』をのぞいてみたい・・・。
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