「慈久庵」さんは
店主自ら焼畑農法で栽培した蕎麦を、手刈り天日乾燥し、石臼で粗挽きして手打ちする、こだわりのお蕎麦屋さんです。
食べログでは2023/4/30現在の評価が3.92。食べログそば百名店 &Bronze 受賞店です。
店主の小川亘夫さんは、荻窪の「本むら庵」で修業されたのち、1990年に阿佐ヶ谷で「慈久庵」を開き独立します。
2002年に故郷である常陸太田に店舗を移転されました。
実が大きくて粒ぞろいが良く、豊かな香りと甘みが特長です。
かやぶき屋根のとても雰囲気のある建物
竜神大吊橋はバンジージャンプで知られていますが、今の季節鯉のぼりが壮観です↓
竜神大吊橋 公式サイト - 茨城県常陸太田市にある日本最大級の吊橋です
たまにお手伝いの方がいる時もあるようですが、基本店主のワンオペなので、提供までとても時間が掛かります。
入口の立看板には
とあります。
開店は11時半。
開店前に行列ができるそうで、とにかく一巡目に入りたいと10時50分に到着。一番乗りでした🤭
地元のおじさんが親族らしき女性を何人か連れてすぐ後からやってきました。
おじさんはおそらく1番乗りを目指していたのでしょう。私達を見てちょっと残念そうな表情を見せていました。
おじさんは気さくに話しかけてくれました。
「はじめて?ここは待つよー
こないだ始めて来たんだけどね、その時は11時半ちょっと前に来たけど1巡目に入れなかったんだよ。
中の椅子で1時間半待ってね、やっと座れたんだけど全然注文取りにきてくれないの。
やっと注文聞きに来てくれてさ、そこからがまた長くて店を出たのは2時近かったね。
おたくら、一番に来て正解だよ。
でもね、蕎麦は美味しいよ。ブツブツ切れるけどね。あと、ネギの天ぷらがいいね。ネギ嫌いなんだけどさ、天ぷら美味しかったからそれ食べに来たんよ。」
そこまで待たされてまた来ちゃうくらい美味しいのかーと期待が膨らみます😊
そしてお店の扉は11時5分に開きました。準備ができ次第早めに開店する事が多いようです。
靴を脱いでげた箱に入れ、スリッパで上がります。
店内はすっきりと大正ロマンな雰囲気✨
窓からの眺めもいい
「慈久庵」の主なメニュー
なかなかのお値段です。
「慈久庵」でいただいたもの
♦「葱天せいろ」 ¥1800
先に葱天が到着
オーストラリア産の塩でいただきます
.
透明感あるとても綺麗なお蕎麦。
独特の歯ごたえとのど越しがよく、とても美味しかったです✨
細く繊細なのに蕎麦の力強さがある。噛むほどに蕎麦の香りと甘さが感じられます。
旨い!
♦「鴨なん」 ¥1900
鴨の風味が滋味深く、温かいお蕎麦も美味しかったです。
♦「焼き畑そばがき」(やわらかなかきっぱなし) ¥1600
普段は頼まないのにね、めったに来られないと思ってつい頼んでしまいました。
上品なお味です。店主が一から丹精込めて作り上げたそば粉を味わう。
美味しいけどなんかもったいなく感じてしまう💦
やっぱりお蕎麦の形で食べるのがいいな。
退店時はふたり待ちでした。
この日はかなり空いていた方だったようです。
私達は11:05分に入店し、11:20にお蕎麦をいただき11:50に退店。
2時間、3時間待ちは当たり前のようなので、ついていました。
この場所で週4日の昼営業。
待った挙句に今日の蕎麦が終わっちゃうなんてことがあっても『まあ、そういう時もあるよねー』で済ませられるような、時間と心にゆとりのある方向けのお店かな。
せっかちなだんどり夫にせかされ運良く一番乗りできたことに感謝して、次の目的地に向かう事が出来たのでした。