美味しいものを少しだけ

主に神奈川・東京食べ歩きブログです。美味しいものの備忘録。

金沢の老舗和菓子屋さん【落雁 諸江屋(もろえや)】金沢土産の『金の霊沢』と『生落雁』

みなさん落雁は好きですか?


私は苦手です。

しかしそれは間違っていたのでは?

美味しい落雁を食べたことがなかっただけなのでは?

と、この歳になって考えるきっかけになったのがこちらのお菓子です。


落雁 諸江屋 「金の霊沢」

※これは落雁でありません


金沢のお土産で何年か前にいただきました。

立派なお箱に入っています。

読み方は『きんのれいたく』

このお菓子がことのほか家族の評判がよく、昨年金沢旅行に行った娘にリクエストしたほどです。

包装紙に古地図が描かれているのがまた素敵✨





透明感ある抹茶羊羹に栗の甘露煮

なんか高級な味がする💕


お菓子の由来書によると

名勝兼六園に今も金城霊澤(きんじょうれいたく)という名水がわきでており、金沢の地名発祥の史跡です。

名菓「金の霊沢」はこんこんと湧く水に由来した名菓でございます。

抹茶羊羹に、黄金の意を表した甘露栗を納めて、姿も砂金包み形に仕上げました。

金沢の風雅をご賞味下さいませ。


兼六園には3回ほど行ったことがありますが、『金城霊澤』の記憶がありません。金沢の地名発祥の史跡なのに残念なことをしました。

金沢市公式観光サイトより

昔々、芋掘り藤五郎と言う男が山芋を洗った後には、沢に砂金が残っていた。それでこの沢を「金洗いの沢」(かなあらいのさわ)と言うようになったそう。

それで栗を金に見立てたのですね。




落雁 諸江屋」(もろえや)さんは

江戸時代末期の嘉永二年(1849年)創業という老舗の和菓子屋さんです。

店名に落雁と誇りもって掲げていらっしゃる。


調べると「生落雁」という品があり、とても興味がわきました。

東京では現在「諸江屋」さんの店舗はなく、デパートの名菓コーナーにあるということで、新宿高島屋さんの名菓百選で見つけてきました(常にあるわけではありません)。

落雁は3種類

「濃茶楽雁」にしました。

6個入り713円 

賞味期限は20日と長いのですが、もっと日持ちする普通の落雁と勘違いしないようにでしょうか、生だから早く食べてねと書いてあります。


普通の落雁よりは柔らかく、その割に崩れない匠の技😊

ふたつに割ってみるとかなりみっちりと粒あんが詰まっています。

落雁は、お口に入れるとホロッと崩れてスッと甘さが抜けます。

粒あんは甘さ控えめで美味しい✨

柔らかな落雁と小豆餡。食感も甘さも違いがあって味わい深いお菓子でした。

6個入りで、お口に合わなかったらどうしよう、と不安でしたが、こちらも家族に好評ですぐになくなってよかった😊


今度金沢に行く機会があれば「金城霊澤」に、そして落雁 諸江屋」さんの 本店や 「西茶屋菓寮」に伺いたいと思います。

焼き落雁というのもあるらしい・・・。


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