梅花亭は
1850年創業という大変な老舗和菓子屋さんです。
歴史を感じさせる数々の創作菓子については、以前新川の「梅花亭 本店」で書かせていただきました。
新川の「梅花亭 本店」は、東京にある「梅花亭」とつく和菓子屋さんのルーツともいえるお店です。
「梅花亭 本店」の支店は小伝馬店と深川店の二店舗あって、和菓子は全て本店で作られているそうです。
この時もちょうど本店から豆大福が運ばれてきました。
梅花亭 深川店は
門前仲町駅から徒歩1分
深川不動堂へ向かう「ご利益通り」にあります。
2021年12月、70年ぶりにリニューアルされた新店舗は、白と赤を基調としたとてもモダンなつくりです。
カフェメニュー
一階奥にはカフェスペースがあって、焼タルトや軽食もいただけるようです。
どら焼きバターが気になります😊
テイクアウト用の和菓子もイートインできるそうです。
元祖と言われるどら焼きには”江戸時代の”と書かれていますね。
素敵な店舗だなーと覗いてみると、気さくな店員さんが「今ちょうど誰もいませんから、どうぞ中まで観てやってください~」と言って下さって、そこにちょうど店主の方がいらしていろいろと教えて下さいました。
こちらが旧店舗
歴史と愛着のある旧店舗をどう活かして新しく作り変えるか、苦心されたそうです。
こちらが奥のカフェスペースです。
旧店舗の梅が可愛い格子窓が、バックヤードとの仕切りに残されています。
床に”入”の字にはめ込まれた木は、旧店舗の2階手すり木です。
天井部分の写真です。
まるで三角の屋根に格子窓がはめ込まれているように見えますよね。
右壁が鏡張りになっていて、店内を広く見せているだけではなく、左右対称に旧店舗が現れるように作られていて壮観です✨
壁には銘菓のお品書きが。
ひとつひとつのお菓子に物語があって楽しい。
壁に飾られた東都のれん会の銅板
「東都のれん会」は昭和26年に設立された、「江戸・東京で3代、100年以上、同業で継続し、現在も盛業」の条件を満たす五十余店舗からなる会です。
老舗にポスターが良く飾られていますよね。
梅花亭さんは初期メンバー。
この銅板は何周年かの記念のようで、特別感があります。
梅花亭 深川店で購入したもの
同じ通りにある「モンズカフェ」でケーキとモーニングをいただいた帰りだったので、梅花亭さんでのカフェ利用は次回にするとして名物のどら焼きと豆大福を買って帰りました。
「どら焼き」 値段240円
ぺったんこですねー。
明治のはじめ、三代目が銅鑼の形から生みだしたお菓子だそうで、確かに本物の銅鑼はこんな形ですよね。
皮はフワフワではなくややしっとりとこんがり焼かれており、中のつぶ餡もしっかり小豆が感じられる濃い感じ✨
一度に9枚しか焼けないのですが、職人さんが手間と時間を惜しまずに一つひとつ愛情を込めて作っているそうです。
深川店では特にこのどら焼きが名物となってよく売れているそうです。
「豆大福」 値段180円
どら焼きとは打って変わってあっさりと上品なこし餡でした✨
深川不動堂に出かけた際は、一見の価値ありの「梅花亭 深川店」で歴史を感じながら美味しいお菓子をいただくのもいいですね💕